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【看護師】ブランク後に復職するには?家庭と両立できる上手な働き方

 「また看護師に転職したいけどブランクが長い…」とお悩みではありませんか? ブランクのある転職が本当に不利になるのか、またどんな職場があるのか、 どんな働き方ができるのかなど詳しく解説していきます。



 

ブランクがあっても転職できる!

 結論から言うと、ブランクがあっても看護師なら転職できます。 女性の多い職場で悩みの尽きない看護師ですが、逆に女性が多いだけに、 「結婚」や「出産」を機にいったん退職する人も多く、ブランクは珍しくありません

 さらに看護師の人手不足はいまだ解決に至っておらず、有効求人倍率は2.4倍と、 看護師5人の求人に2人しか応募してこないという不足っぷりです。

 もし10年のブランクがあっても、子どもがいても、何の問題もなく病棟に転職できます。 (もちろん仕事自体は忙しいのですが…。)

 車や自転車の運転の仕方をなかなか忘れないのと同じように、しばらく離れていても看護技術は身体が覚えているものです。 看護部の方々も自身がそういう経験をしている上に、実際にブランクの長い看護師を採用して、 バリバリ働いてもらっているために、ブランクがマイナスにならないのが看護師の良いところです。

 かといって「経験者だからいきなりバリバリ活躍できなきゃいけない」ということもありません。 感覚を取り戻すまでに多少の時間がかかるのは看護部も承知の上です。 あなたが来てくれるだけで助かるという状況なのです。

 民間企業の事務職やパートに比べたら圧倒的に稼げますし、 病棟以外にもワークライフバランスに優れた職場が看護師経験のある人を求めています

 実は、看護師の転職ではブランクよりも実務経験のほうが重要です。 仮に10年のブランクがあっても、その前に5年の実務経験があるだけで、 職場の選択肢がめちゃくちゃ広がります。

 5年に満たなくても復職研修をやっている職場もありますし、 保育所を併設していたり、旧来の二交代・三交代よりもっとフレキシブルな勤務形態を実施している職場もあります。

 10年前と比べて、結婚していても、子どもがいても看護師にとって働きやすい環境が整備されてきています。

 

ブランクのある看護師が抱く二つの不安

 看護師として復帰したいと考えてはいるものの、二の足を踏むのは「今の自分で本当にやっていけるか」という不安があるからです。 ブランクのある看護師が抱く不安の原因は、大きくふたつの事柄が挙げられます。

 ここでは、ブランクのある看護師が、復職するにあたって抱えているふたつの不安について見ていきます。

 

1.看護技術の衰えや知識不足

 看護師として復職する場合、技術的・知識的な不安は多くの人が抱えている問題です。

 たとえば、看護師の仕事のなかには、採血や注射を行うシーンがあります。

 ほかにも、さまざまな器具を使用します。そのため、復職を考えている看護師の場合、 ブランクによって自分の看護技術が衰えていることへの不安を拭うことができないのです。

 他にも、ブランクがあると、最新の医療技術について知識がないことも懸念要素のひとつになります。 医療分野は日進月歩であるため、自分が看護師として働いていた当時は新しい技術・知識とされていたものでも、 時代遅れになっている可能性もあるでしょう。

 さらに、以前の職場で電子カルテを使用したことがないことに対する不安を抱えている人もいます。 近年の医療現場では電子カルテの普及が進んでいるため、ブランクがある看護師のなかには紙カルテしか扱ったことがないという人もいます。

 このようなケースで復職をあきらめてしまうのは、とてももったいないことです。 電子カルテに苦手意識があっても、看護師としての資格や経験は色あせるものではありません。

 電子カルテなどはツールの一つにすぎません。慣れてしまえば、なんということはないものです。

 

2.家庭との両立ができるかどうか

 女性が看護師として復職する場合、「家庭との両立が上手くできるか」という点を心配する人はたくさんいます。 一度看護師を辞めてしまった人のなかには、結婚や出産によって現場を離れている人も多いでしょう。

 そのため、復職を検討している場合、小さい子どもを保育施設に預けることに対する不安もあるでしょう。 加えて、保育園や学校から急な呼び出しがあった場合、すぐに対応できるか分からないという心配もあるかもしれません。

 日本ではいまだに「子どもが小さい間は家庭で育てなければ」という意見も聞かれます。 しかし、子どもが成長していく過程で、親以外の人の手も借りながら育っていくということはとても大切なことです。

 また、看護師の仕事をしながら、これまでと同じように家事をこなせるかという点を心配している人もいます。 復職するのであれば、すべての家事をひとりでこなすのは困難なため、家族と相談して分担するなどの工夫が必要です。

 加えて、家庭がある場合は夜勤や残業ができないケースも多くあります。 そのため、夜勤や残業のない勤務先を選ぶことも視野に入れることになります。

 

復職をスムーズにする方法

 看護師の仕事はハードワークであるため、勢いだけで復職してしまうと「こんなはずではなかった」と後悔してしまう恐れがあります。 ここでは、スムーズな復職のためにしておきたい3点の事柄について見ていきましょう。

 

1.働きやすい科や勤務形態を選ぼう

 家庭と看護師の仕事を両立したいなら、ある程度ゆとりをもって働く必要があります。 そのため、勤務先となる科や勤務形態もしっかりと吟味することが欠かせません。

 たとえば、慢性期・回復期の医療機関であれば、定時で帰りやすいという特徴があります。 そのため、家事や育児、看護知識にまつわる勉強などに時間を充てることが可能になります。

 加えて、クリニックや医院などのような入院施設のない診療所に勤める場合は夜勤がないため、 比較的働きやすいと感じる人もいるでしょう。

 復帰後すぐにフルタイムで働くのが不安であるなら、パートや派遣という勤務形態で、勤務日や時間を指定するという選択肢もあります。 まずはパートや派遣で働いてみて、看護師の勘を取り戻したい人は、勤務時間の調整もしてみましょう。

 また、ブランク後に働きやすい科や職場を選ぶためには、忙しすぎる科や緊急対応が必要な職場は選ばないことがポイントです。 忙しすぎない働き方が実現できると精神的なゆとりも生まれ、家庭との両立も実現しやすくなります。

 

2.セミナーや講習会を利用しよう

 看護師としての知識不足や技術不足を解消するために、セミナーや講習会を利用してみましょう。

 まず、看護協会で定期的に開催されているセミナーや講習会なら、最新医療について学ぶことができます。 基礎技術研修などを利用すれば、採血や喀痰吸引などの演習が行えるため、技術に不安がある人でも安心です。

 東京なら「東京都ナースプラザ」、 大阪なら「大阪府ナースセンター」のように、 各都道府県ごとに実施されていますので、参加してみてください。

 また、本やアプリを利用して看護知識の勉強をするという方法もあります。 この方法なら、隙間時間ができたときに気軽に取り組むことができます。

 

3.家族と復帰後の生活について話し合おう

 復職前には、復帰後の生活について家族としっかり話し合っておくことが欠かせません。

 まず、家事の分担を決めておくと、自分一人で家事を抱え込まずに済みます。 次に、保育園の送り迎えや土曜祝日出勤をする場合の子どもの預け先も決めておきましょう。

 たとえば、「保育園の迎えは配偶者にお願いする」など具体的に決めておけば、復帰後の負担が軽減されます。 また、復職前から配偶者が少しずつ家事育児に慣れておけば、復帰後の生活もスムーズに送ることができるでしょう。

 

病院以外で活躍できる場とは

 看護知識は、さまざまな場所で必要とされるものです。 そのため、病院以外で看護知識を活かした就職先を探すことも可能です。

 ここでは、ブランクのある看護師が働きやすく、復職しやすい職場について具体的に紹介します。

 

1.訪問看護ステーション

 訪問看護は近年拡大している事業形態で、患者さんに来てもらうのではなく、 看護師自ら患者さんの自宅を訪問し、患者さんの健康チェックや生活介助を行います。

 患者さんが在宅で自分らしく生きられる形態で、国が推進していることもあり、 給料も病棟勤務並みで月収35万円の求人が多く、高い水準です。

 何より夜勤なし、残業もオンコール対応も少ないというところに大きなメリットがあります。 ただ、基本的に看護師1人で訪問しますので、1人で一通りの処置ができる必要があることから、 5年以上の実務経験が好まれます。

 →【転職】あなたに「訪問看護師」がおすすめな大量の理由

 

2.健康診断専門のクリニック

 健康診断専門のクリニックでは、土日祝日が休める施設が多いという特徴があります。

 子どもがいる家庭の場合、子どもの休みに合わせて休める勤務先を選ぶという点を重視する人は珍しくないことから、 健康診断専門のクリニックは特に人気の就職先です。

 また、健康診断専門のクリニックは、サービス的な要素が大きい傾向にあります。 クリニックの性質上、訪れる人は患者ではないため、一般的な病院勤務で看護師に必要とされる技術とは異なるスキルが求められます。

 たとえば、健康診断をする前には受診者に聞き取りをしたり、検査内容の説明をしたりするなどの業務が欠かせません。 そのため、コミュニケーション能力が高い人には特に向いている勤務先といえるでしょう。

 ただし、採血に苦手意識がある人は、「働きにくい」と感じる可能性があります。 健康診断を専門とするクリニックでは、病気の早期発見や予防のために採血を行います。

 スピーディーで痛みのない採血ができる看護師には、特に適した勤務先です。

 

3.老人ホームなどの福祉施設

 デイサービスなどの介護施設では、夜勤がありません。 そのため、特に小さな子どもがいる場合は、働きやすいと感じる場合が多いでしょう。

 特に、老人ホームや特養などの施設では急変が少ないことから、比較的のんびりと働けるということもあるでしょう。 ただし、介護施設で働いていても、緊急時の判断を求められるケースがあります。

 ほとんどの介護施設に医師は常駐していないので、緊急時には看護師が対応にあたるのが一般的です。

 特にブランクの有る方におすすめなのは、「介護老人保健施設」「デイケア・リハビリテーション」「有料老人ホーム」の3つです。

 介護老人保健施設は「ショートステイ」で利用される施設で、入院生活から在宅療養へ移行するまで入所するものです。 つまり、病棟や特養に比べて症状は回復途上にあり、日常生活ができるよう訓練する場です。

 法令によって看護師の人数が病棟並みに必要とされており、求人は多く、ブランクがあっても復職訓練の場として最適です。 しかも病棟や特養と違って急変する患者さんも少ないですから、看護師の精神的な負担も軽めです。 それでいて夜勤がある分、給料は病棟並みに稼げます。

 デイケア・リハビリテーション有料老人ホームは基本的には在宅療養の患者さんで、 ある程度自力での生活が可能な方々が利用する施設です。

 デイケアでは残業や夜勤がありませんし、有料老人ホームは夜勤こそありますが、給料が高い特徴があります。 それでいて急変対応は滅多になく、次々に新しい施設ができていますので求人も多いです。

 →【看護師】介護施設ってどうなの?の記事を読む

 

4.保育園などの教育関連施設

 保育園をはじめとする教育関連施設で看護師として働く場合は、 園児の日常の健康管理や体調不良・ケガなどへの対応がメインの業務です。

 加えて、現場で働く保育士や調理師などの職員の健康管理や、職員・保護者に向けた保健指導なども行います。 また、保育園などによっては、保育の手伝いを頼まれる場合もあります。

 そのため、子育て経験のある看護師が自身の経験や知識を生かしたいと考えている場合には、 教育関連施設への勤務も検討してみると良いでしょう。

 また、教育関連施設なら、カレンダー通りに休めるという点も魅力です。 施設によって違いはありますが、カレンダー通りに休みが取れると家族との予定も立てやすく、プライベートも充実するというメリットにつながります。

 →【看護師】保育園ってどうなの?の記事を読む

 

5.美容クリニック

 美容クリニックで働く場合は、勤務時間がほぼ一定というメリットがあります。 加えて、残業もあまりありません。

 また、美容クリニックなら緊急時対応がほとんどないことから、 ブランクがある人でも「働きやすい」と感じる人が多い傾向にあります。

 さらに、美容クリニックに勤めた場合は、病棟勤務と比較すると給料が高いという点もメリットです。 美容にまつわる施術は自由診療であり、医療保険の適用からも外れているため、クリニックごとに価格を自由に設定できるという特徴があります。 この点が、看護師の給料面にも直接影響しているといえるでしょう。

 ただし、美容クリニックによっては、営業要素が強くなる可能性があります。 場合によってはノルマを設けているクリニックもあるため、この点を苦手と感じる人も少なくありません。

 

ブランク後の復職のやり方

 ブランクからの復職を「後悔なし」に成功させる方法を紹介します。

 

STEP1:復職支援研修を受講する

 まずはブランクを穴埋めし、看護師の感覚を取り戻すところからスタートしましょう。 参加は必須ではありませんし、すぐ転職したい場合は飛ばして次のステップに移っても構いません。 ただ、看護技術に不安がある場合は参加費無料で受講できますからおすすめです。

 ブランクのある看護師で、まだ職場復帰していない人のことを「潜在看護師」と呼び、 その潜在看護師にいかに職場に戻ってもらうかが真剣に議論されています。

 その一環で、各都道府県の看護協会が「復職支援研修」を実施しています。 なんならそのまま転職してしまってもいいのに、それでも不安だからと躊躇している方もいます。 そういう方が安心して職場に戻れるようにという目的で行われています。

 東京なら「東京都ナースプラザ」、 大阪なら「大阪府ナースセンター」のように、 各都道府県ごとに実施されていますので、参加してみてください。

 およそ1日コースから1週間コース程度の研修で、看護の仕事で以前から変わったところの講義、 採血や点滴の練習、看護体験など一通り受講できます。

 

STEP2:希望条件を決める

 転職の際は、最初に「これだけは譲れない」という最低ラインを決めておくことが重要です。

  • 施設種別:病院・診療所・訪問看護ステーションなど
  • 病院の種類:特定機能病院・地域医療支援病院・一般病院など
  • 雇用形態:常勤・非常勤
  • 業務内容:病棟・外来・手術室・ICUなど
  • 勤務形態:3交代制・日勤のみなど
  • 休日日数:週休2日制など
  • 待遇:給料や手当の額、賞与の有無
  • キャリアアップ支援の有無
  • 子育て支援・介護支援の有無

 予めこれらの項目で譲れない部分を決めておき、 それを満たさなかったら「転職を取りやめる」という強気の姿勢で転職活動に取り組みましょう。

 あらかじめ希望条件を決めておくことで、転職先を探す際に「手あたり次第」になんでも求人を読む必要がなくなり、 条件を満たす求人に絞って検討することができます。 転職活動が効率的になり、すんなり転職先を見つけることができるでしょう。

 逆に、「こっちのほうが給料が1万円高い」「家から1駅分だけ近い」といった微妙な違いで転職先を決めるのはやめましょう。 あらかじめ決めておいた最低条件さえ満たしていれば、あとは「自分に合った職場かどうか」で決めるのがベストです。

 

STEP3:転職エージェントに登録する

 転職先を自力で探すのは困難です。 大きな病院ならまだしも、訪問看護や老人ホームは数が非常に多く、それだけ待遇や条件も千差万別だからです。

 転職エージェントに希望条件を伝えれば、膨大なデータベースからあなたに適した職場を複数紹介してくれます。 その中から見学に行ったり、求人票に書かれた条件を読んで最適な転職先を見つけられるのです。

 また看護師の転職ではエージェントのサービスが特に充実しており、 職場の雰囲気履歴書の書き方、その他細かい待遇や条件に至るまで徹底して教えてくれます。

 私の母親もエージェントを利用して転職したのですが、50歳を超えているにも関わらず、 1ヶ月もかからずに4ヶ所に応募し、3ヶ所に内定を取っていました。 スピード感もまるで違います。

 ぜひサービスを利用し、効率的に最適な職場を見つけましょう。

 

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