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【看護師】転職活動は在職中がおすすめ!~具体的な手順

 「転職活動を在職中にするか、離職後にするか」でお悩みではありませんか? 結論から言うと、在職中の転職活動が可能な方法があり、また在職中のほうが有利な条件を引き出せるので、おすすめです。 この場合、活動をどのように進めていけばよいか解説します。

 結論から言うと「次の職場で働きたい日の3ヶ月前」に転職サイトに登録しましょう。 詳しくは【簡単】転職活動の進め方で解説しています。



 

在職中に転職活動するメリット

 在職中に転職活動をするメリットは大きく、デメリットはほとんどありません。 転職活動は在職中に始めたほうがよっぽど良いです。その理由を解説していきます。

 

1.収入が途切れない

 在職中に転職活動をするメリットの1つが、「収入が途切れない」ことです。

 看護師の転職は売り手市場なので、内定は容易に出ます。 転職活動に失敗するということはあまりないのですが、問題は「いつから働けるか」です。

 離職後に転職活動を始めると、次の職場で働き始めるのが「2ヶ月後」「3ヶ月後」などになり、 その間は無収入になってしまいます。相応の貯金があればいいのですが、 家賃やクレジットカードの支払いを滞納してしまっては大変です。

 場合によっては人事異動の時期である4月や10月まで待たされる場合もあり、 そんなとき、何ヶ月分の生活費を残しておけばいいかわかりにくいのです。

 在職中に転職活動をすることで、次の職場で働き始める時期を前提に、退職時期を決めることができます。 「収入が途切れない」のは、在職中に始める大きなメリットです。

 そして、「収入が途切れない」こと自体が次のメリットも生み出します。

 

2.年金や健康保険の手続きをしなくていい

 在職中に転職活動をすると、「年金や健康保険の手続きをしなくていい」というメリットがあります。

 年金や健康保険の支払いは、普段は職場が代わりにやってくれています。 そして、支払いは給料からも引き落とされますが、病院も半額負担してくれているという事実があります。 退職すると、「代わりに払ってくれる」「半額負担してくれる」の両方がなくなります。

 離職してから転職活動を始めると、年金や健康保険を自分で払わなければなりません。 役所へ行って「退職しました」という届け出をしなければならない上に、 毎月コンビニや銀行などで払い込みをする必要があります。

 その上、今まで病院が「半額負担」してくれていた分が、自分の負担になります。 年金も健康保険も倍になるのです。

 一方で即、次の職場で働き始めるなら、年金手帳を次の職場に提出するだけで済みます。 めんどうな手続きも、倍の額支払う必要もありません。

 

3.有利な条件で転職できる

 在職中の転職活動の最大のメリットは、有利な条件を引き出せることです。

 実は、転職の世界では「在職中に転職活動をする」のが常識です。 履歴書に「空白期間」をつくらずに済みますし、 転職先との交渉で「別に今の職場で働き続けてもいいんですよ?」と強気の姿勢が取れるからです。

 離職してから転職活動をすると、どうしても生活費が残り少なくなってきます。 不利な条件なのに、「そろそろ働かないとまずいから」と妥協して職場を決めてしまうのです。 せっかく転職するのに、妥協してしまうのはもったいないですよね。

 こういった理由からも、在職中に転職活動をするのが成功しやすく、おすすめです

 

在職中にどうやって転職活動をするの?

 毎日忙しい看護師生活ですが、「在職中にどうやって転職活動をすればいいの?」と疑問に思う方も多いでしょう。 実は、現代の転職活動では、あなた自身はほとんど時間を費やす必要がありません。

 看護師の仕事は日勤・準夜勤・深夜勤と勤務時間が日によって異なり、休日もシフトで異なります。 そのため「在職中に転職活動をするのは無理」と諦めてしまう方も多いです。 ですが、それは旧来型の転職活動をした場合の話です。

 在職中の転職活動は、転職エージェントを利用します。 転職エージェントのことを「有料職業紹介業」と言いますが、有料なのは求人を出す病院側であり、 看護師であるあなたは完全無料で利用できることが、法律で決まっています。

 転職エージェントは、「求人探し」と「条件交渉」「職場の調査」など、 転職の面倒な作業を代わりにやってくれます。 ナースセンターやハローワークでは決して受けられないサービスですよね。

 あなたがやるのは「希望条件を決める」「履歴書を書く」の2つだけです。 これなら日勤の日でも、夜勤の日でもできますし、面接の日程調整もエージェントがやってくれます。

 確かにナースセンターやハローワークを使った「昔ながらの転職活動」では、 すべてを自分でやらなければならなかったので、在職中の転職活動は厳しかったです。 ですが、時代は変わりました。むしろ在職中のほうが有利に転職ができる時代なのです。

 

【簡単】転職活動の進め方

 在職中の転職活動の進め方と流れを解説していきます。 この方法なら三交代・二交代で忙しい勤務中でも簡単に転職活動を進めることができます。 ぜひ、転職を成功させて満足な人生を手に入れましょう。

 

1.転職したい理由を整理する

 まずは、「なぜ転職したいと思ったのか」の理由を整理しましょう。

 「人間関係が悪い」「パワハラがある」「スキルが身につかない」「やりたい仕事がこの病院にない」 「待遇が悪い」などがあると思いますが、 もっと具体的に書き出してみましょう。

 例えば「人間関係が悪い」なら「〇〇さんに『はやく辞めてほしい』と言われた」「医師に身体を触られた」 「師長や主任は『我慢しろ』と助けてくれない」「プリセプターに無視される」「〇〇病棟で働きたい」「残業代が支給されない」などです。

 転職先に求める条件として、これは絶対に外せない条件になります。 転職したい理由を整理しておくことで、転職活動の方針ができます。

 

2.希望条件を決める

 転職での希望条件、譲れない最低ラインを決めます。

 「給料の遅配のない病院」「パワハラ対策が機能している病院」「〇〇科がある病院」など、 「これを満たしていれば転職してもいい」という条件を書き出してみましょう。

 次のステップで転職エージェントに相談する際に、これらの条件を伝えます。 すると条件を満たした求人票を見せてもらえますので、その中から転職先を選ぶことになります。

 そんなとき「この条件もつけたい」「やっぱり条件を変える」となってしまうと、転職活動が長引いてしまいます。 その間にも優良な求人は誰かに取られていきますから、最初に条件をしっかり決めておくことが重要です。

 

3.転職時期を決める

 いつから次の職場で働きたいかを決めましょう。

 一般的には「4月1日から」と「10月1日から」が求人も多く、今の職場にも比較的迷惑がかかりにくい時期です。 しかし、様々な事情がありますからこの限りではありません。

 →転職時期はいつが良い?~勤続年数や月ごとに解説!

 転職活動に成功して内定をもらった場合、今の職場に「退職届」を出さなければなりません。

 「退職届」は法律では「退職の2週間前」に提出すればいいことになっていますが、 前の職場に迷惑をかけないという意味では「退職の1ヶ月前」までに届け出たいところです。

 そこで、「次の職場で働きたい日」から逆算して、その1ヶ月前までに内定を取り、 その時点で退職届を出すというようにスケジュールを立ててみましょう。

 すると、「次の職場で働きたい日」の2~3ヶ月前には転職活動をスタートさせなければならないとわかります。

 

4.転職エージェントに登録する

 希望条件が決まったら、転職エージェントに登録しましょう。 登録する際に希望条件をチェックしますから、そのチェックリストを見て希望条件を決めるのも良いでしょう。

 プロフィールや職歴、希望条件を登録したら、あとはエージェントが求人を紹介してくれるのを待つだけです。 自分から病院に問い合わせたり、ナースセンターやハローワークに行く必要はありません。 メールか電話で紹介してもらえるまで、普段通り勤務を続けていれば大丈夫です。

 一度転職を決意するとすぐにでも退職届を出したくなってしまうものです。 ですが、ここはじっとこらえてください。「在職中」であることが強みになり、 有利な転職を実現するコツなのです。

 

5.求人が来たら「経営理念」を読む

 転職で最も大切なのは、「経営理念を読む」ことです。 あなたが人生を通じて社会に提供したいこと、実現したい夢、なりたい理想の看護師像などがあると思います。 それが、転職先の「経営理念」と一致しているかどうかが、あなたに合った職場かどうかの判断基準になります。

 だいたい最初の職場は「家から近いから」「給料が他より少し高かったから」で決めていると思います。 ですが、就職して経験を積んで、「こんな看護師になりたい」という理想はだんだん形成されてきているはずです。

 病院をただの雇い主だと思わず、「同じ理想を追いかける仲間」だと考えてみましょう。 「無理やり働かされる場所」よりよっぽど良いですよね。そのような「自分に合った職場」を探すコツが、 経営理念なのです。

 看護部で目標を掲げている場合もありますし、エージェントに「職場の雰囲気」を聞くのも良いでしょう。

 それを履歴書の「志望動機」に盛り込みます。この詳しい書き方は受かる志望動機の書き方で解説していますので、 そちらも参照してください。

 

6.内定が出たら退職を申し出る

 履歴書を送って面接を受けて、内定が出たら初めて今の職場に「退職」を申し出ましょう。

 このときうまく言いくるめられて、すんなり退職できないという人もいます。 ですが、申し出て2週間で退職できるのは看護師の権利であり、 施設側の退職を拒否する権利がないことが法律で定められています。

 引き止められても「いえ、もう内定が出ていますので辞めます」ときっぱり言いましょう。 人手が足りないからと言われても、あなたを満足させられなかった施設側の責任です。

 こんなことで転職を辞めてしまっては、施設側の思うつぼです。

 最低でも2週間前に申し出れば法的にはセーフなのですが、 マナー的には1か月前、あるいはそれ以上、早く伝えてあげると施設側は欠員補充する時間が取れます。 内定が出たらすぐ退職を申し出るのがよいでしょう。

 

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