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【看護師】スキルアップになる資格|役立つ資格は?

 看護師としてスキルアップをしたいと考えている人は多いでしょう。 看護師のスキルアップには、資格の取得が欠かせません。資格を取ることで、さまざまな知識を蓄えることができ、仕事の幅も広がります。 しかし、どのような資格がスキルアップに向いているのかわからずに悩んでいる人もいるでしょう。

 そんな悩める現役看護師さんのために、この記事ではスキルアップにつながる資格について解説します。



 

看護師にとってのスキルアップとは?

 看護師にとってのスキルアップとは、看護師として働くうえでプラスアルファになる技能や知識を身につけることをいいます。 患者さんと向き合っていると、もっとより良いケアを提供したいと思うこともあるでしょう。 そんなときには、資格を取得することで技術力を磨くことができます。

技術力を磨くことは知識を深めることにもつながりますから、効率よくスキルアップができ、患者さんにとってもプラスになる看護を提供できるようになるのです。

 看護師として仕事の幅が広がるようにすることもスキルアップにつながります。 資格を取得することで、新たな分野に挑戦できるようになることもあるでしょう。 本来、キャリアアップとスキルアップは別物ですが、看護師としての技術を高めたり知識を深めたりすることは、キャリアップにもつながるのです。

 

看護師のスキルアップにつながる資格5選

 この段落では、看護師のスキルアップにつながる資格を5つ紹介していきます。

 

1.訪問看護で強みを発揮する「ケアマネージャー」

 ケアマネージャーは、看護師としてのスキルアップにつながる資格として知られています。 ケアマネージャーというと介護士のイメージを持っている人もいるでしょうが、看護師のスキルアップにもぴったりの資格なのです。 ケアマネージャーの受験資格に、看護師としての経験が加味されるため、受験の条件を満たしやすいのも特徴でしょう。

 ケアマネージャーは、介護資格の中でもとくに難易度が高い資格となっています。 ケアマネージャー職に就かなくてもこの資格を持っているだけで、高い専門技術と知識を持っていることの証明になるのです。 また、ケアマネージャーは訪問看護の場で活かせる資格なので、そのような仕事に携わりたいと思っている人にも向いています。

 

2.活かせる場が多い「呼吸療法認定士」

 呼吸療法認定士も、看護師のスキルアップにはもってこいの資格です。 呼吸療法認定士は、特定非営利活動法人 日本胸部外科学会・一般社団法人 日本呼吸器学会・公益社団法人 日本麻酔科学会の3学会が認定している資格になります。

 重症患者管理において、呼吸療法は非常に重要です。呼吸療法認定士は、吸入療法や酸素療法、呼吸理学療法および人工呼吸などの技術向上を目指すことを目的にした資格です。 取得することで、呼吸療法の目的や理論、実際の治療などについて、高度な技術や知識を身につけたことを証明できます。

呼吸療法認定士は取得したら半永久的に維持されるような資格ではありません。5年ごとに更新をする必要があるのです。 呼吸療法のレベルアップや生涯学習の促進といった目的から、更新が必須になっているので忘れないように注意しましょう。

 

3.高齢化社会でニーズがある「認知症ケア専門士」

 高齢化社会が進んでおり、ニーズが高まっているのが認知症ケア専門士です。 日本認知症ケア学会の認定資格で、認知症ケアに対する優れた知識と高度な技能、倫理観などを備えた専門技術士を養成するために設けられました。 認知症ケアの技術向上や保健・福祉に貢献することを目的としています。

 高齢化により認知症の患者は増加傾向にありますが、認知症ケアについての深い知識を持っていたり技術を高めたりしている看護師はそう多くはありません。 認知症ケア専門士を取得することで、認知症患者に対してより良い看護を提供することができるでしょう。

 認知症ケア専門士は、日本認知症ケア学会に入会していなくても受験することが可能です。 すべての人に対して試験および面接をおこなって認定していますので、学会の会員でなくても安心して受験できます。

 

4.生活指導に活かせる「日本糖尿病療養指導士」

 日本糖尿病療養指導士も、スキルアップにつながる資格です。 一般社団法人日本糖尿病療養指導士認定機構の認定資格で、糖尿病治療における生活指導の専門知識を持っていることを証明する資格となっています。 糖尿病の療養は、患者本人による自己管理、セルフケアが非常に重要になります。

 しかし、患者自身が1人で考えて自己管理をするのはとても難しく、悩んでしまうこともあります。 その際に役立つのが、日本糖尿病療養指導士の資格を持った看護師なのです。 日本糖尿病療養指導士は、糖尿病患者の自己管理を指導するスタッフです。

 高度な知識や技術を持っているため、適切な指導をおこなうことができるでしょう。 糖尿病患者に寄り添って自己管理の指導ができるため、看護師としてのスキルアップにはぴったりです。

 

5.患者の生活支援に活かせる「フットケア指導士」

 看護師としてスキルアップするために、フットケア指導士の資格を取るのもいいでしょう。 フットケア指導士とは、フットケア全般の優れた知識や技術を持ち合わせていることを証明する資格です。 具体的には、医療従事者や福祉職者が、フットケアを必要とする病態全般に関する基礎知識、フットケアに関する専門知識・実技技術を持っていることが条件になります。

 フットケアの技術や知識を身につけることは、下肢の障害の予防・ケア・フォローアップに役立ちます。 下肢の障害予防などは、患者の生活の質や医療の質を向上させるためには不可欠という観点から、日本フットケア学会が認定をおこなっているのです。 フットケア指導士は、5年ごとの更新が必要な資格なので、効率的に技術や知識の更新ができます。

 

キャリアアップにもつながる資格

 次からは、看護師のキャリアアップにもつながる資格を見ていきましょう。 キャリアアップとスキルアップは密接な関係にあるため、取得することで技術の向上も見込めます。

 

1.看護レベルの高さを証明する「認定看護師」

 認定看護師は、公益社団法人日本看護協会の認定資格です。 特定の看護分野において熟練した看護技術や深い知識を持っていること、その技術や知識を用いて高いレベルの看護がおこなえることを証明する資格になります。 看護分野は全部で21分野にもわたり、それぞれの分野ごとに求められる技術や知識は変わるのです。

 認定看護師は特定の分野において高レベルの看護ができるだけでなく、他の看護師に対しても良い影響を与えることのできる資格です。 ほかの看護師への指導をしたり相談を受けたりすることも想定に入れた資格なので、キャリアアップにはぴったりでしょう。 臨床現場のエキスパートであることを証明する資格なので、より高レベルの看護師を目指すのなら取得しておきたい資格です。

 

2.専門性の高さをアピールできる「専門看護師」

 専門看護師は、特定の専門分野の知識や技術を持ち合わせていることを証明する資格です。 これは、公益社団法人日本看護協会が認定をおこなっている、認定資格になります。 複雑で解決困難な看護問題を抱えている個人や家族は少なくありません。

 専門看護師はそのような人たちに対して、高水準な看護を効率よく提供することを目的としています。 専門看護師は、全部で13の分野に分かれており、それぞれに特徴が違います。 認定看護師と同じように、患者への看護だけでなく看護師に対する指導や教育といった役割も担っています。

 また、専門看護師は5年ごとに更新が必要です。更新のためには5年間の看護実績や研究業績および研修業績などが必要なため、高いレベルを維持することが求められるでしょう。

 

看護の現場で活かせる資格を取ろう

 看護師としてのスキルアップのために資格を取得するのなら、数にこだわるのではなく実際の仕事で活かせるかどうかを重視するといいでしょう。 実際の仕事に関係のない資格も無駄にはなりませんが、より実践的な資格を選ぶことで効率的にスキルアップできるのです。 自分の働き方や職場に必要な資格は何なのかを見極めて、取得する資格を選びましょう。

 

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