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外来看護師の仕事内容が知りたい!求められるスキルや向いている人を紹介!

 医療や福祉の分野で働くスタッフとして働きたくて、看護師を挙げる人が少なくありません。 看護師にもさまざまな種類があり、それぞれ仕事の内容も変わってきます。

 看護師の仕事に就くためには、その職場ならではの特徴を把握することが大切です。 この記事では、外来看護師の仕事内容について解説し、求められるスキルや向いている人についても紹介していきます。



 

外来看護師について知ろう!

 外来看護師として働くためには、外来看護師がどんな職業なのかを知ることが大切です。 そのうえで、外来の種類についても把握する必要があります。

 ここでは、外来看護師の概要や特徴について紹介します。

 

外来看護師とは?

 外来看護師として働くためには、外来ではどのような仕事をするのかを把握することから始まります。 外来は、病気やケガ、体の異常などを感じた人が訪れて、医師の診察を受ける場所のことです。

 診断の結果、必要であれば適切な治療を行います。 通院での治療で済む場合もありますが、入院治療が必要なケースもでてきます。

 外来を訪れる患者さんは、年齢・性別・既往歴などさまざまです。 初診の人はもちろん、再診の人も少なくありません。患者さんの数や年齢層などは、医療機関の規模や外来の種類によっても異なります。

 しかし、外来は患者さんが最初に診察を受けるところであり、患者さんの治療方針を決める場所といっても過言ではないでしょう。

 外来看護師とは、そのような環境のなかで働く看護師のことを意味します。 いずれも大事な仕事ばかりですが、なかでも医師をサポートする役割が大きいといえるでしょう。

 外来看護師は、医師が診察しやすいように的確にサポートすることが主な仕事内容です。 また、外来看護師が活躍できる場には、病院とクリニックが挙げられることを念頭に置いておきましょう。

 

外来の種類

 外来には患者さんが通院する場所とのイメージがあり、夜勤がないと考える人も少なからず存在します。 そのため、外来勤務を希望する看護師もいるかもしれません。

 しかし、一般外来と専門外来には基本的に夜勤はありませんが、緊急外来には夜勤があります。 医療機関では専門分野を目指すところも多く、専門分野を極める医師も少なくありません。

 そのため、外来の種類は多岐にわたることを把握しておきましょう。ちなみに、外来には次のような種類があります。

一般外来

 一般的な病院やクリニックにある外来をいいます。 内科や整形外科、眼科、産婦人科などがあり、身近に感じる診療科も少なくないでしょう。 一般外来には基本的には夜勤がありません。しかし、緊急外来が担当制となっている場合もあります。

専門外来

 一般外来よりも専門的な診療をする病院やクリニックの外来をいいます。 高血圧外来、めまい外来、便秘外来などが知られており、専門的治療を受けるために遠方から訪れる患者さんも少なくありません。 専門外来には基本的に夜勤がありません。

緊急外来

 病院やクリニックが閉まっている休日や夜間に、患者さんの対応をする外来をいいます。 「緊急」という名が示すように、通常の外来診療時間まで待てない患者さんの対応をすることが大きな特徴です。 24時間年間無休、緊急度の高い順番に診察を行うなどの特徴がみられます。緊急外来は交代制勤務であり、夜勤があります。

 

外来看護師の仕事内容

 外来や外来看護師の特徴、さらに、外来の種類を把握することができました。 次は、外来看護師として働くためには、どのような仕事があるのかを具体的に把握することが大切です。 ここでは、外来看護師の仕事内容について紹介します。

 

外来看護師の主な仕事とは?

 外来看護師の仕事は、診察の準備から診察後の片付けまで、実に多岐にわたります。 医療機関を受診する患者さんは属性や症状がさまざまであり、臨機応変な対応が必要です。 しかし、基本的な仕事は同じといってもよいでしょう。外来看護師の主な仕事は次のとおりです。

  • 診察の準備
    • 医師の診察がスムーズにできるように、診察室の整理や設備の点検を行います。 また、待合室が片付いているかどうかも確認する必要があります。
  • 電話対応
    • 診察の予約受付や変更などの対応を行います。 相手の言いたいことを的確に把握するためには、その都度、要点を繰り返すことが大切です。 電話の最後には、診察日時など重要な内容の復唱が欠かせません。
  • 受診受付
    • 受診する患者さんの受付を行います。初診時には患者さんに問診票を書いてもらい、それにもとづいた情報入力も必要になります。
  • 診察のサポート
    • 医師が診察しやすいようにサポートを行います。 診察内容に応じて、患者さんの服をまくったり、診察や治療に必要な医療器具を準備したりします。 外来看護師が行う仕事のなかで、もっともウエイトが大きい仕事です。
  • 採血や点滴、注射の対応
    • 医師の指示にもとづいて、採血や点滴、注射を行います。 もちろん、看護師ができるものばかりではありません。また、総合病院では、採血や検査を専門部署が行うこともあります。
  • 患者さんへの説明や指導
    • 外来患者さんが服薬や食事制限などをきちんと行うには、医師の治療方針を理解することが欠かせません。 次回の診察日によりよい状態で来院するために、患者さんに説明や指導を行うことも看護師の大事な役割です。
  • 病棟との連絡を取る
    • 外来患者さんのなかには入院が必要なケースもでてきます。入院するためには、空きベッドを常に把握しておくことが大切です。 また、病棟スタッフが看護計画を立てるために、患者さんに関する情報(疾患、病歴、検査結果など)を申し送る必要があります。
  • 入院患者さんの診察
    • 入院患者さんは、入院している診療科以外で体調不良が起きることも少なくありません。 そのときは、該当する診療科外来で適切な介助を行ったうえで、検査結果などを病棟のスタッフに伝えます。
  • クレーム対応
    • 診察までの待ち時間が長いなど、患者さんからのクレームを受けることもあります。 そのようなときは、患者さんの気持ちを汲んだうえで、適切な対応が必要になります。
  • 診察室の掃除や片付け、使用物品の補給
    • 診察台のシーツ交換をはじめ、診察や治療に使用した物品の片付け、さらに、薬品などの補給も看護師の仕事です。 清掃業者が入っている医療機関も少なくありませんが、これらは看護師がする必要があります。

 

外来看護師の仕事の特徴

 外来看護師にとって、病棟勤務の看護師は身近な存在です。 外来看護師の仕事を把握するためには、病棟勤務の看護師と比べるとわかりやすいかもしれません。

 ここでは、両者の比較を交えながら、外来看護師にみられる仕事の特徴を紹介します。

  • 患者さんそれぞれとかかわる時間が短い
    • 外来看護師は、患者さんそれぞれとかかわる時間が短いのが大きな特徴です。 しかも、限られた時間のなかで、患者さんの様子を的確に把握する必要があります。 診察室以外で出会うこともあるため、患者さんの顔はしっかり覚えておきたいところです。
  • 医師の指示に従って行う業務が多い
    • 外来看護師は、常に医師を身近に感じています。 病棟勤務の場合は入院療養中の患者さんのケアが主な仕事ですが、外来看護師は医師のサポートが主な業務だからです。
  • 仕事の幅が広い
    • 外来看護師は仕事の幅が広く、しかも、同時進行で行うことも少なくありません。 医師を身近でサポートするだけでなく、問診や検温、カルテ処理など、外来看護師の仕事は多岐にわたります。 その結果、勤務時間内に終わらないこともでてきます。
  • 患者さんの状況によっては残業が発生することもある
    • 残業せざるを得ないのは、仕事の幅が広いからだけではありません。 診察受付時間は決まっていますが、患者さんの診察終了まで時間がかかることも多く、残業が必要になる場合もあります。
  • 事務仕事が多いことも大きな特徴
    • 受診受付や電話対応など、事務仕事が多いことも大きな特徴です。 しかも、淡々と処理する必要があることから、事務仕事を好きになれない人も少なくありません。 どのような仕事も大事なものばかりですが、流れ作業のような業務をつまらないと考える人もいるでしょう。

 

外来看護師の主な勤務時間とは?

 外来看護師になるためには、勤務時間を把握することが大切です。 病院の規模やスタッフの人数、診療科目、外来の種類によっても勤務形態は異なります。

 また、夜勤が生じる勤務先もあるため、事前にしっかり確認しておきましょう。

 外来看護師の主な勤務時間は次のとおりです。

  • 日勤のみの場合は、8:30~17:00など
  • 夜勤のみの場合は、17:00~9:00など
  • 2交代制の場合は、日勤が8:30~17:00、夜勤が16:30~9:30など
  • 3交代制の場合は、日勤が8:30~17:00、準夜勤が16:30~1:00、深夜勤が0:30~9:00など

 2交代制や3交代制の場合は、引継ぎなどの関係もあり、2グループの勤務が重なる時間帯があります。

 

外来看護師が人気の理由とは?

 看護師は、常に患者さんや家族と向き合う必要があり、重圧を感じる人もいるでしょう。 外来看護師の場合も例外ではありません。仕事内容が多岐にわたるのも理由の一つです。

 それでも人気なのは、外来看護師ならではの魅力があるからです。 ここでは、外来看護師が人気の理由を紹介します。

 まず、考えられるのは、プライベートとの両立がしやすい点です。 交代制勤務や夜勤のみの職場では、家族や友人などとの共通の時間づくりに悩む人が少なくありません。

 ところが、外来看護師の勤務先は「日勤のみ」のところが多いため、プライベートとの両立がしやすくなります。 一般外来や専門外来で夜勤がない場合は、日曜や祝日は確実に休むことができます。

 ただ、緊急外来の場合は24時間体制であり、不規則勤務は逃れられないでしょう。 また、日曜や祝日に休むことが難しくなります。

 人との接点にも大きな特徴があります。 通院してくる患者さんが完治するまでは関わりますが、診療時間中だけのことが多く、精神的に楽に感じる人もいるからです。

 また、外来では医師の近くで仕事するため、常に安心して働くことができます。 求人情報の多さも見逃せません。看護師の有資格者はニーズが高く、常勤だけでなく非常勤として働くことも可能です。

 そのため、子育てや介護などで退職した人も復帰しやすいといえるでしょう。

 

外来看護師で気をつけておきたい点

 外来看護師には外来ならではのメリットがみられますが、デメリットと背中合わせの場合も少なくありません。 もちろん、本人の性格や考え方にもよるため、少々のことでは動じない人もいるでしょう。

 しかし、注意点を念頭においておけば就職したときに役立つかもしれません。 ここでは外来看護師で気をつけておきたい点を紹介します。

 まず、業務時間内は常に忙しいとの覚悟が必要です。患者さんの人数や診療にかかる時間は日によっても異なります。

 しかし、患者さんそれぞれへの対応が求められるため、マイペースで仕事を進めることができません。 看護師の仕事には単純作業も含まれますが、効率的にどんどんこなす必要があるからです。

 また、待ち時間が長いなど、患者さんからクレームを受けることが多いのも、外来ならではの特徴となります。 看護師の人数が少ない医療機関の場合、患者さんから顔を覚えられることも少なくないでしょう。

 勤務先によっては、ほかの部署のサポートが必要な場合もでてきます。 慣れない部署に回されると、それだけでストレスに感じてしまいます。日ごろ研鑽を積んでおかないと、そのような場面に対応するには難しいでしょう。

 医師とのコミュニケーションも注意しておきたい点になります。 医師との距離が非常に近いだけに、相性がよくないと働きづらく感じます。 医師の動作を先読みしながらのサポートが必要な場合もあり、疲れてしまう人もいるでしょう。

 また、医師に遠慮するため、仕事が終わっても先に帰れないといった声も聞かれます。

 

外来看護師に求められるスキル

 外来看護師として働くためには、外来看護師に求められるスキルを理解する必要があります。 知識や技術の習得に励むことが必要であることはいうまでもありません。

 しかし、人とのコミュニケーションを円滑にするなど、看護師のスキルは多方面にわたることを把握しておきましょう。

  • さまざまな仕事をテキパキとこなすスキル
    • 外来にはいろいろな患者さんが訪れるため、患者さんに合わせた仕事をテキパキとこなさなければなりません。
  • 迅速で適切な対処ができるスキル
    • 患者さんが抱える症状はさまざまです。個々の症状を把握したうえで、迅速で適切な対処が求められます。
  • その日の状況を把握して効率的に働けるスキル
    • 勤務先では、その日の状況を確認したうえで、効率的に働く必要があります。 空きベッドの把握、診療に必要な物品の補充などは欠かせません。それらは診療時間前には完了しておくことが大切です。
  • ビジネススキルやコミュニケーションスキル
    • 外来看護師は医師と一緒にいる時間が長いですが、ほかの部署や事務方との関係を無視しての仕事は成り立ちません。 それぞれとの風通しをよくするためにも、ビジネススキルやコミュニケーションスキルを磨く必要があります。
  • 患者さんに対しての接遇スキル
    • もちろん、患者さんに対しての接遇スキルも欠かせません。 外来は患者さんを受け入れる最初の場所であるため、スタッフの第一印象がものをいいます。 丁寧な言葉遣いで接するのはいうまでもないでしょう。また、各部署との連携をスムーズに行うことで、患者さんに安心してもらえます。

 

外来看護師に向いている人とは?

 外来看護師の特徴や求められるスキルなど、いろいろな角度でお話してきました。 これまでの内容をヒントにすると、外来看護師に向いているのはどんな人か、わかりやすいのではないでしょうか。

 まず、大切なのはテキパキと働くことが好きな人です。 患者さんの数や忙しさは、医療機関の規模が関係することも少なくありません。

 しかし、常に複数の患者さんと接する必要があるため、テキパキと働くことが好きな人が望まれます。 楽しそうに働いている人を目の当たりにすると、好意を抱く人も少なくないでしょう。

 また、親しみやすい雰囲気を持っていることも大切です。患者さんからのクレームは貴重な意見になります。 患者さんのニーズを知るためにも、話しかけられやすい人を目指しましょう。

 医師や患者さんとのコミュニケーションはもちろん、病棟など他部署との報連相も欠かせません。 医療現場ではいろいろなことが起きるため、まわりの状態を把握しながら臨機応変に対応する必要があります。

 特に、緊急外来は一刻を争う緊迫した現場であり、チームでの連携が欠かせません。そのためには、チームワークを大切にすることが大切です。

 そのうえで、気持ちの切り替えが上手な人が望まれます。 医療現場では大切な生命と向き合うだけに、他のスタッフや先輩から叱責されることもあるでしょう。

 もちろん、指摘されたことを真摯に受け止める必要があります。 そのうえで、前向きに生きられる自分になることが大切です。

 さらに、プライベートでの充実を目指したい人も、夜勤がなく比較的に勤務時間が一定している外来看護師に向いています。 自分の生活スタイルに合った働き方を選ぶことで、意義多い日々を過ごしましょう。

 

外来看護師になって幅広くスキルを磨こう!

 看護師としての働き方は職場によって異なります。 そのため、これまで未経験だった部署で働くのもよいかもしれません。

 たとえば、病棟看護師の経験を持つ人は、外来看護師として働くのも一案です。 病棟看護師とは特徴も異なるため、看護師のスキルを幅広く磨くことにもつながります。

 看護師のブランクがある人も、これを機に外来看護師を目指してはいかがでしょうか。

 

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